障害年金請求キット
まず最初に管轄の年金事務所に行き、障害年金について相談しました。そこでは担当職員から、年金の加入状況を聞かれたり、病名や通院状況など、細かい確認や問答がありました。それが終わると、障害年金請求キットという複数の用紙一式をもらうことが出来ました。渡された書類は、
- 障害年金ガイド
- 障害年金の請求にあたっての注意事項
- 病歴・就労状況等申立書
- 障害年金請求書
- 障害年金の請求手続きをされる方へ
- 受診状況等証明書、診断書
主治医に話したが・・・
そして今度は主治医に障害年金のことについて話してみました。
定期受診の時、主治医に「障害年金の手続きを考えているのですが。」と報告しました。ところが、難色を示し始めたのです。言葉を選びながらも、発言の是非は不明瞭でしたが、いろいろと言われました。私は主治医がこういった手続きを望んでいないと受け取り、これ以上話さないことにしました。予想外の反応にとまどった定期受診になりました。主治医から障害年金のことを教えてもらえればー、と報告しただけなので、そんなに不満はありません。
社労士に相談
次に、社労士に相談しました。病気の身体で複雑な手続きが出来ない方や手続きを円滑にしたい方は、社労士に手続き依頼することもあるそうです。社労士に依頼した場合、費用がいくらかかるのかがいまいちわからなかったので、社労士への依頼はせず、自力で手続きをしようと思っていました。そんな中、患者会で社労士を紹介してもらうことが出来たので、思い切って電話相談をしてみました。電話応対した社労士は、私の現状に耳を傾けてくれ、手続きの流れや展開などを教えてくれました。電話相談は無料ですることが出来ました。
請求手続きの試みは中止
考えた結果、今回の請求手続きは中止することに決めました。
今回試みての感想は、この手続を一人で行うのは難しいと思ったことです。また、障害年金の制度に対して、医師、年金事務所、患者の三者に齟齬が在ると手続きが進みにくくなると思いました。この三者の認識の違いを円滑にする役割を社労士が担うー、といった印象でした。
また重症筋無力症の症状が再発や悪化することがあるかもしれません。その時に必要に迫られれば、改めて障害年金の請求手続きを試みればいいと思います。ですから中止を悲観していません。勉強になったと思っています。
患者会で情報を
私が障害年金を知ったのは患者会で聞いたことが始まりでした。患者会の集まりには、私よりも罹患年数が長い人が多く、そういった方々は、知識や経験、情報を沢山持っておられます。皆さんにも、患者会に参加することをおすすめします。
重症筋無力症罹患者やその家族の経済的負担が少しでも軽くなればー、と願うばかりです。
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