2018年10月17日水曜日

暑いのか寒いのかわからないまま、住環境やムツゴロウさんを思う。

ここ数日、体温調整にてこずっています。
日中は、半袖でも汗ばむような晴天、夕方からは肌寒くなり、慌てて長袖を引っ張り出して、夜間は電気ストーブをつけるというサイクルがここ数日続いています。
暑いのか寒いのかわからなくなります。例えば、同じ26度の室温でも、日によって、暑いと感じることもあれば涼しいと感じることがあるのです。

体温調整が難しく感じる
日中は暑いと感じるのですが、夕方16時くらいから肌寒く感じ、電気ストーブを着けて暖をとります。日没後、さらに冷え込むと入浴で体を温めます。風呂上がりは、再び日中のような汗ばむ感覚に戻ります。体のほてりが引くまで、扇風機とクーラーで涼みます。体のほてりが抜けるとドライヤーで髪を乾かす気になれます。ドライヤーで髪を乾かし終えると、すぐに肌寒くなり電気ストーブのスイッチを入れる、といった流れです。
就寝時は、電気毛布を弱めに設定し、肌寒さを緩和させながら眠りにつきます。朝、日が昇ると一転して、暑苦しくなり電気毛布は蹴飛ばして足元で団子状態になっています。朝、昼、晩の寒暖差、気温の乱高下が激しく、対応に追われるのが大変なこの数日間でした。
体温調整がうまくいかず、体調が芳しくありません。食欲も少し落ちているようで、いつもより食が進まない気がします。 体の不調は皮膚や粘膜に顕著に現れます。体の調子が悪くなると、
  • 口角が切れる
  • 唇が割れる
  • 肌荒れ
  • 食欲不振 
  • 吐き気
  • 下痢
  • 目の充血
といったように、皮膚や粘膜に不調の傾向が現れると今日は調子が悪いな―と、判断できるのです。これは昔からの体質です。

唇がパンパンに腫れたことも
サッカーロシアワールドカップの時に、日本代表の槙野選手が、自身の腫れた唇をインターネット上にアップして話題になりました。海外遠征の環境の変化や、試合からのプレッシャーのストレスが影響したのでしょうか。 あの腫れた唇を見た時に、自分の経験した症状にとても良く似ているなと思いました。 唇の腫れが現れていた頃の生活環境は、仕事からくる激烈なストレスと、それから波及する生活リズムが著しく不規則化した状態にあり、息つく暇もない、怒涛のような生活でした。おそらくこれが原因だと思っています。

仕事の激烈なストレス
  • 販売ノルマのプレッシャー
  • 上司からの激しい叱責
  • いろんな県で寝泊まり(月の半分以上は県外に出張)
  • 膨大な仕事量
  • 深夜まで長時間サービス残業
  • 落ち着いて食事休憩もできない
  • 休みが取れない
など、他にも挙げればたくさんありますが、だいたいこういったところです。
さて、唇の腫れは、深夜から未明、早朝の時間帯に起こることが多かったです。口角が切れることもあり、ほぼ毎日のように現れていました。そのせいで口が痛くて、食事やあくびもまともにできない状態でした。つらい痛みと見た目の恥ずかしさに耐えかね、病院に駆け込みます。午前中は病院で注射を打って腫れを抑えるということを繰り返えすようになっていました。唇が腫れ上がる度に、おずおずと上司に通院許可を願い出るのが本当に嫌でした。 この注射は、ケベラと呼ばれていました。何度も通院していたので、よく覚えている薬品名です。ケベラの効能を確かめてみると、アレルギー性蕁麻疹、口内炎、に使われる薬とのことで、注射をすると10分程経つと唇の腫れがスッと治まる、よく効く注射でした。しかし、数日するとまた同じ症状が現れ、唇が腫れ上がるたびにケベラの注射をするということを繰り返していました。
当時の体調管理は、自分ではどうすることもできず、怒涛のような日常に振り回され、策を講じる気力さえありませんでした。
先述した、激烈な仕事のストレスから波及する生活リズムの悪化は、
  • 睡眠不足
  • 慢性疲労
  • 飲酒
  • 喫煙
  • 暴飲暴食
を誘引し、うすうす、そのうち大病をするのではないかという予感はありました。そして、悪い予感は後に現実のものとなり、重症筋無力症の発病へとつながるわけです。
話は逸れましたが、そういった体の不調が現れるのは精神的肉体的ストレスがきっかけであることが多く、自分の体質はストレス管理を楽観視できないものであると思っています。
最近は、当時のような怒涛の日常ではありませんが、皮膚や粘膜の不調は、やはり精神的肉体的ストレスがきっかけで現れます。
季節の変わり目はいつも緊張を強いられており、早く季節が変わって天候が安定してほしいと願うばかりです。
寒暖差が著しいと、屋内でも影響が見られることがあります。 例えば、
  • エアコン・・・なんとなく排気が臭う。
  • 水回り・・・コバエが発生したり、排水溝が臭い始めたりする。
  • カビの発生・・・普段生えない思わぬところにカビが生える。
  • 居室・・・季節外れの蚊が侵入する。
このようなことから、寒暖差が著しい日が続くと、細菌や虫までもが影響を受けていることがうかがえます。 そう考えると生物は、天候に生殺与奪権を握られていると言っても過言ではなく、心身の健康に配慮した住環境の整備や構築は、怠ることはできない姿勢です。
では、具体的にどうすればいいのか考えてみます。
  • 現在の住環境整備を高めていく・・・天候の影響を受けにくい住環境の整備にはそれなりの費用が必要になりますし、その環境を維持していくために費用がかかります。初期費用と維持費用の確保がネックです。 
  • 天候が安定した土地に移住する・・・台風や豪雨がない、天候が安定した地域に身を置き、天候不安定から起こる体調管理の心労から解放された生活ができたらと思うことがあります。しかしながら、近年の日本では、従来の天候経験の感覚が通用し、安全が担保できる地域があることさえ疑わしくなってきているのが実感です。台風被害の印象が薄い大阪では突風被害、豪雨とは縁遠い岡山では豪雨水害が起きてしまったわけですから。 
  • 憧れの場所に移住する・・・残りの人生を憧れの場所で過ごす為に、思い切って移住することで、心の健康に賭けてみるのも選択肢の一つです。 例えば、パッと思い浮かぶのが北海道です。幼少期にテレビで見ていたムツゴロウの動物王国になんとなく憧れを持ったことがあります。北海道の広大な土地でのびのびと動物と楽しそうに生活しているムツゴロウさんを、単純にうらやましいと思っていました。 
やっぱりムツゴロウさんはすごい
最近、歯磨き粉のテレビコマーシャルでマツコ・デラックスと共演しているムツゴロウさんを見かけました。かなりご高齢になった印象でしたが、華のある風変わりな雰囲気は相変わらずで、お見かけすることができて嬉しく思いました。テレビ番組のムツゴロウとゆかいな仲間たちが終わり、メディアへの露出がぐんと減っていたムツゴロウさんですが、近況をネットで調べると、東京ムツゴロウ動物王国は撤退し、再び北海道の浜中に動物王国を移転しているようで、動物王国は健在です。 
先日テレビで、坂上忍さんによる、ムツゴロウさんと奥様へのインタビュー番組が放送され、経歴や動物王国について触れていました。東大を卒業後、就職、執筆、結婚などの紆余曲折を経て、無人島生活から始まったのが動物王国の原点だそうです。ムツゴロウとゆかいな仲間たちでは、いろんな国へ行き、さまざまな動物と触れ合うムツゴロウさんをただうらやましく思っていましたが、建国当時は食べる物や暖を取ることにも苦労をされたそうです。 

禁煙されたほうが・・・
昨年末は、生死をさまようような大病(たしか心筋梗塞)をされていたとのことで、その姿はなんとなく生気のない様子でした。しかし、大病をしたにもかかわらす、喫煙をしながら身振り手振り過去のエピソードを語る姿に、この破天荒で頓珍漢なところが魅力なんだと、どこか安心した気持ちになりました。

現在のテレビでは流せない
ムツゴロウとゆかいな仲間たちでは、特に若い頃、髪が長い頃のムツゴロウさんはかなり尖っていて怖かった記憶があります。現在のテレビでは流せないほどの、衝撃映像でした。 例えば、 
  • エゾ鹿に前足でボコボコに蹴られる。
  • 熊と大喧嘩(キレたムツゴロウさんは熊より怖かった)。
  • ブラジルでニシキヘビにメリメリと音を立てながら頭と顎を締め上げられて瞳孔が開く。
  • スリランカで象の調教中に、マネキンのように振り回され踏み殺されかけるものの、その後すぐにムチで象を報復制裁し象はおとなしくなる。
  • ライオンに指を噛みちぎられるが、病院で治療した後、すぐに包帯グルグル巻姿でそのライオンに笑顔で会いに行く。 
  • かつて遊んで心を通わせたとされるライオンに再会するものの、そのライオンに首根っこを噛まれる。 
といった、もはや動物との触れ合いなどではない衝撃映像でした。当時、茶の間で視聴していた幼少期の私は、度肝を抜かれテレビの前に釘付けになっていました。 動物が大好きな変わったおじさんといった印象のムツゴロウさんですが、どうしても解せない、不可解な映像も記憶にありますので、それについても少し触れたいと思います。 
  • 巨大ナメクジを丸飲み・・・アメリカかどこかの巨大ナメクジをじっと見ながら解説しているムツゴロウさん。透明な板にナメクジを乗せ、「こうやって移動するんですねえ。」と解説している途中で、そのナメクジをひょいと口に入れ、ゴクリと丸飲みをするという奇行に。ナレーションでも一切説明がなく、理由がわかりません。その様子を傍らで見ていた人(多分現地ガイドさん)が、驚いて顔をかきむしるような動作をしていました。あんなに動物を愛しているムツゴロウさんが、なぜ巨大ナメクジを食して喜んでいたのか、未だに謎です。
  • 牛のおしっこを飲む・・・牛が排泄しているおしっこを両手で受け止め、なんとそれを清流の湧き水を飲むかのごとく、嬉しそうに飲んでいました。 
この二つの奇行は一体何のか、未だにわかりません。 動物への愛とは違うような気がしてなりません。
こういった映像は、普通に放送されていました。当時の社会は寛容な時代だったかもしれません。現在では流せないでしょう。 

唯一無二の存在
動物研究に限らず、麻雀が強く、絵画も得意、執筆や映画監督もこなす多彩な才能を持っているムツゴロウさん。今の芸能人で例える人がいないほどの唯一無二の存在です。 

好奇心こそが健康の秘訣
ひとつ言えるのは、ムツゴロウさんは好奇心がとても強い人ではないかということです。その好奇心の昇華が最も実現できた対象が動物の研究だったのかもしれません。ムツゴロウさんを見ていると、好奇心こそが健康の秘訣ではないかと思えてくるのです。 
また、とある新番組の宣伝でムツゴロウさんは「生きていることを好きな人に見てもらいたい。」 と、言われていました。生きることへの強い好奇心が現れた印象的な言葉でした。また、その言葉を聞いて、「自分は本当に生きていることが好きなのか?」と、しばらく考え込んでしまいました。辛いことがあると、生きていることが好きでいられるのでしょうか。生きていることは苦痛であること―と、心のどこかで思っていた気がします。 住環境の整備を考えることも大切ですが、それと並行して、何をどうすれば、生きていることが好きだと思えるようになるのか、考える必要がありそうです。