2018年9月25日火曜日

携帯用ウォシュレットとハンディトワレを使った感想。

携帯用ウォシュレットとハンディトワレを使った感想について投稿します。

TOTO 携帯用ウォシュレット

  • 使用感、印象
樹脂は抗菌樹脂とのことです。電池を入れる周辺は分厚い樹脂で覆われています。タンクの容量は大きい印象があります。タンク部分の樹脂は薄く柔らかい作りです。タンクを強く引っ張り過ぎると、本体から外れることがありますので、タンクを引き伸ばす時は、力加減に慣れる必要があります。一応、タンクが抜け外れないように、ストッパーとして突起がついているようですが、凹凸が低いので強力なストッパーではないです。
水を入れた状態でノズルを下に伸ばしたままにすると、水滴が垂れてくるので、ノズルを下に向けるときは、ノズルを折りたむ習慣をつけることが必要になります。それに慣れれば水漏れの心配はないです。
ずんぐりと大きいので、若干、持ち運びにはかさばります。収縮した状態でも、ポケットに入れるとズボンがずれ落ちそうになります。ゴムのズボンなら、ずり落ちてしまう程度の重さはあります。
モーター音が大きいので、近くの人には聞こえてしまうかもしれません。
水流の勢いは、ノズルカバーをずらして、ノズル孔の数を調整することで出来ます。強の水流にした場合、水流の勢いは強い当たりの感触があります。その反面、飛び散りもあります。たまに便座カバーに水が跳ね返ることが有ります。強い水流にもかかわらず、洗浄しきれない時があるので、洗浄力と水流の勢いのマッチングはいまいちと言わざるを得ません。水流が洗浄箇所を捉えきれていないのかもしれません。
スイッチは一箇所でON-OFFのみ。ゴムで覆われています。スイッチは突起状になっているので、視認しなくても指の感触でスイッチ操作をすることが出来ます。
  • 電池
電池は単三電池1個で、電圧は1.5Vです。電池交換の時、蓋を外しにくい印象があります。巾着袋に付属している樹脂製マイナスドライバーで回すと、蓋が浮き上がるように外れるのですが、指でつまめる程までは蓋が露出しないという欠点があります。なので、本体の電池を入れる側を下に向けて、トントンと叩くと蓋をつまめるまで露出させることが出来ます。この時、きちんと水滴を拭き取っていない場合、水が垂れてくるので注意が必要です。
  • お手入れ、メンテナンス
万が一、出先で使えないことが有ると大変なストレスです。出かける前は不具合がないか確認した方が無難です。
スイッチの突起がタンクの境目に隣接している箇所の通気性が悪く、特に夏は、スイッチのゴム付近にカビが生えやすいです。
タンクの蓋の裏には、凹凸があり、汚れや水垢が溜まりやすい印象があります。時々、柔らかいブラシ等で、付着した水垢や汚れを擦り落としたほうが良いでしょう。
長期間使用していると、電池の金属部分が錆びて来るので時々、電池のサビを拭き取る意識が必要です。錆が本体に広がる懸念があります。錆を放置すると接触が悪くなり、動きが鈍くなります。
  • 付属品
巾着袋。この巾着袋の付属は嬉しいです。本体を隠すことが出来ますからね。

パナソニック ハンディートワレ

  • 使用感、印象
全体的に剛性があります。樹脂が分厚く頑丈にできています。形は細長くて持ち運びやすいです。小さめの折り畳み傘を持ち歩く感覚に近いので、持ち歩いても変に目立たないと思います。折りたたんだ状態はスタイリッシュな見た目です。ズボンのポケットに忍ばせることもできる程のコンパクトサイズです。
付属のストラップも太めで頑丈です。
タンクが小さいため水の量に物足りなさを感じますが、その代り、ペットボトルを接続できる設計で、アダプターを使うとペットボトルと接続できます。ただし、ペットボトルを使う場合、ポンプの減圧でペットボトルが凹むので、できるだけ頑丈なペットボトルをおすすめします。モーター音はとても静かです。これで人に聞き耳を立てられても心配はありません。
カラーバリエーションも豊富で、男性向け、女性向けそれぞれのカラー展開がありました。
水流の勢いは、ハイ、ロウのボタンで調整することができます。スイッチを点けっぱなしていると自動的に電源オフになります。さらに、先端のノズルを交換することで水流調整が可能。穴の数が違うノズル付きです。
スイッチを押すと、数秒間は水流が弱く出ますので、意図しない洗浄個所ではない所を濡らしても、最小限でわずかな水濡れで済みます。安心して洗浄個所に水流を充てることができます。
本体を組み立てると長くなります。さらに、ノズルも長いため、洗浄部へ届きやすいです。後ろから洗浄する場合、体を大きく捻らなくても洗浄箇所を狙えます。水流の感触はとても滑らかなで重い当たりです。水流の跳ね返りや飛び散りは、とても少ない印象があります。洗浄力はしっかり有りますので、タンクの容量が少ない不安は、使用するとすぐに払拭されました。洗浄力は携帯用ウォシュレットを上回るでしょう。
ハンディトワレは使用後、タンクに本体を収納するので、タンクの内側は水滴で濡れています。スイッチがある本体側をタンク内に収納するので、スイッチ周辺が濡れてしまいます。これは問題ないのですが、問題は臭いです。この状態のまま、気温の高いところで保管すると、タンクの水滴が蒸発しタンク内が曇ってきます。蒸れるわけです。そして、高温のため、嫌な臭いを発します。これを防ぐために、保管するときは、風通しの良いところに、収納状態ではなく、本体とタンクを外して分けて、保管することをお勧めします。余裕のある時は、タンクの内側の水滴をふき取ることが望ましいと思います。
収納した状態
  • 電池
電池は単4電池を2つ使います。1.5Vが2個で電圧は3Vとパワフルです。
  • お手入れ、メンテナンス
本体は、表面の凸凹が少ないので、手入れをする際に拭きやすい。水滴を軽くさっと拭き取れます。
電池を入れる部分が水に浸かる構造なので、電池入れのキャップはしっかりと蓋を締めておかなければなりません。また、電池交換の際は水分をよく拭き取ってから行なうようにする注意が必要です。
  • 付属品
電池、ソフトノズル、ストラップ、ペットボトル用アダプター、取扱説明書。
ストラップ

ペットボトル用アダプター

ソフトノズル

単4乾電池2個

取扱説明書

まとめ
携帯用ウォシュレット、ハンディトワレの両方を使用してみて思うのはやはり、洗浄力が最も重要ではないかと言うことです。それに付随した、性能、メンテナンス、頑丈さなどを加味してもやはり、ハンディトワレの方が秀逸だと思いました。使い心地の良さは間違いなく、ハンディトワレです。携帯用ウォシュレットに戻りたい気持ちが沸かないのが正直なところです。