2018年8月21日火曜日

迷惑害虫を成敗する。

毎年のことですが、夏になると蚤の被害に合います。どこからともなく出てきて知らないうちに刺されます。今年は5箇所程度、刺されました。暑すぎると蚤の活動が鈍るのでしょうか、どういうわけか、猛暑の今年は、気温が低くなった日に刺されています。例年に比べると被害は少なめです。見事に膝から下を刺されており、間違いなく飛びついて来た蚤の仕業だとわかります。蚤は、皮膚の柔らかい部分を狙って吸血しています。ふくらはぎや膝の裏の柔らかい皮膚を狙って刺しています。蚤も余計な体力を使わないようにしているのでしょうか。刺されたことに気づいたときには赤く腫れ上がり猛烈なかゆみに襲われます。その痒さは日常生活に差し支えるほど強烈です。痒くて集中力が削がれます。本当に腹立たしい存在です。そんな迷惑害虫を成敗するために、毎年、燻煙剤で居室を燻します。

蚤の駆除にはダニアースが効果的
バルサン、ダニアース、アースレッドなど、いくつか燻煙殺虫剤を試してきましたが、最も蚤に効果があったのはダニアースです。バルサンは、マッチのような要領で火をつけて、燻煙剤を炊きます。バルサンの蚤駆除の効果はダニアースに比べると劣る印象があります。ダニアースは水を使って燻煙します。調べて知ったことですが、ダニアースの方が水の反応を利用して燻煙するために、殺虫剤が水蒸気のようにきめ細かく、隅々まで燻煙殺虫できるらしいです。また、水を使うことで火災への心配が少ないことも使い続けている一因です。ダニアースと同じ製造元のアースレッドは、蚤に関しては成虫にしか効果がないようです。
これら3つの燻煙殺虫剤の効果に順位をつけるとすれば
1位:ダニアース
2位:アースレッド
3位:バルサン
といったところでしょうか。
最近のダニアースは火災報知器のカバーが付属されています。火災報知器に燻煙剤がかかると大変なことになるので、カバーを忘れずに被せます。ダニアースは蚤の成虫だけでなく、幼虫、蛹、卵にまで効果があるということで、実際に使ってみて蚤に一番効果があったと実感しています。
ダニアースは1回の燻煙だけでは効きません。1回目の燻煙から2週間から3週間後にもう一度、燻煙します。これは蚤の殺虫効果をより高めるために、蚤の成長サイクル(卵→幼虫→蛹→成虫)を意識した燻煙方法です。その後、掃除機をしっかりかけます。殺虫剤を逃れて生き残っているかもしれない蚤の成虫、卵、幼虫、蛹を吸引します。殺虫剤の燻煙と掃除機での掃除という作業をそれぞれ2回行なえば完了です。すると、殆どの場合、蚤の被害は収束します。体力があった頃は、畳を上げて燻煙をしていましたが、今はできないので薬品がかからないようにある程度片付けたら、燻煙しています。燻煙前に居室の片付けをしっかり行ない、煙が行き渡りやすくすると、より殺虫効果を高めることができます。

刺された箇所に塗る薬
刺された箇所の痒みにはムヒアルファEXがよく効きます。ムヒアルファEXの他にウナコーワ、キンカン、も試しましたが、ムヒアルファEXが一番効きます。蚤の痒みは強烈なので蚊の痒みとは比較にならない程です。本当につらい痒みです。
以前主治医から、プレドニンを飲むと熱が出にくくなると聞いたことがあります。プレドニンを服用している時に蚤に刺された時は、赤み、腫れ、痒みは、軽いもので済んでいました。これは、プレドニンに炎症反応を鎮める効果があるというのがよく分かる現象です。今、プレドニンを飲んでいれば、赤み、腫れ、痒みが少なくて済むし、早く治るのになあと思ってしまいます。

蚤は、野良猫が媒介しているかも
野良猫が、家の周りやベランダをウロウロしているのを何度もみたことがあります。また、近くの空き地の草むらにじっとして日向ぼっこか何かわかりませんが、くつろいだ様子の野良猫を頻繁に見かけます。立ち去った後、確認しに行くとどうやら猫のトイレになっているようでした。昼間だけではなく、夜間もウロウロしています。縄張りにしているのでしょうか。糞尿の悪臭、蚤の媒介を疑われる野良猫ですが、昔から野良猫は普通にいたので、どうしようもありません。これでも昔に比べて野良猫は随分と減りました。最近は春先に野良猫が喧嘩をする鳴き声もほとんどなくなりましたが、未だに糞尿被害はなくなりません。草むら状態の空き地は野良猫の温床になっているようです。他に蚤を媒介しそうな動物を見かけないので、多分、野良猫が蚤を媒介しているのでしょう。本当になんとかならないものかと悩まされます。

蚤の被害は収束へ
今年の夏は猛暑で作業が丁寧にできたとは言い難いですが、2回の燻煙と掃除で、ひとまず蚤の被害は収束しました。やっと猛烈な痒みから開放されます。
蚤には二度と現れて欲しくないですが、やっぱり来年も出てくるのでしょうか。